例えば蘭印での航空戦も「確実」の報告で言うと撃墜の方が多いし、また地上撃破(炎上)も少なからず戦闘機の戦果
さらには一式陸攻も新重爆も、戦闘機の援護なしでは作戦できない
こういう中で、実戦部隊の司令官が戦闘機を主力にしてほしい(高速で五〇番をばら撒くようなすごい攻撃機でもない限り、無用)と考えるのは当たり前
陸軍はすでに航空主兵だからもう権力闘争は完了してて、正直になれた

反面、ハワイやFN、セイロン攻略を唱える海軍は合理的な単発戦闘機主体なら空母にも予算を回す必要がある
しかし艦本にも花を持たせる結果になってしまうから、そりゃ航本は陸攻をゴリ押ししたいし
軍令部は大艦巨砲主義だから(その前に必要な制空権に役立たなくても)戦艦の撃沈に役立ちそうな雷撃機の方が説得が楽だ
戦局よりも、省内の権力闘争と面倒を避けて易きに流れるお題目文化の結末が、艦本叩きと大艦巨砲主義への迎合である陸攻主義なんじゃないかな