ボーイング・ストラトクルーザーって旅客機。これB-29から大して進化してない。
一時期、プロペラのオーバースピードやブレードの破断が多発した。
オーバースピードというのは、例えば高度変更を指示されたときに、パワーを入れたら、四本同時に操作したなかの一個のガバナーが遅れて、「低ピッチ(fine pitch)」で過回転してしまうという故障。

ある事故例では、このときにスロットルも戻らなくなってしまい。機関士がエンジンオイルを遮断して焼き付きを引き起こして停めた。
停まるには停まったが、サンフランシスコとハワイの中間点で、一発がフェザー(ブレードを風と平行)にできないだけで、どちらの陸地にも到達できない計算となり、沿岸警備隊のオーシャンステーション艦の位置まで飛行。
翌朝の日の出と同時に着水したというもの。ボーイングは、着水すると、主翼後方セクションで胴体が折れる事例が既知だったので、乗客は前方に集合で犠牲者は、貨物室のカナリア数百羽だけだった。
つまり、B-29もこんな調子で喪失してたんだろうなって話。
プロペラブレードを溶接張り合わせによる中空にしたら破断が多発したとか。