>>976

F-2の2035年退役ってのは、そもそも複合材一体成型主翼の(今まで誰も使ったことがないから)耐用命数が分からない…ということもあるから、本当に2035年にF-2を退役させるかどうかは分からないんでねぇ…
退役するF-1の穴埋めにF-4EJ改を回したことがあったように、退役するF-15Preの穴埋めにF-2を回すことだってあり得る。

複合材構造の作り方って手っ取り早く言ってしまえば”ベニヤ板”と同じなんだわ…これが。
その昔、航空写真家の瀬尾央氏が紹介していたが、木製グライダーの修理のスペシャリストだった人が、木製グライダーの数の減少とともに”自分の商売も終わり”と嘆いていたら、複合材製グライダーの修理を始めてみたら、なんとベニヤ板の作り方と同じことが分かって、そこで今度は複合材製グライダーの修理屋にジョブチェンジw
なんでそんなことが出来るのかというとそもそも木には”金属疲労”というのがないw
繊維で固められたベニヤ板は、仮に割れたりしても、接着剤を使ったりして元通りの強度にするのが金属構造よりも容易。
複合材も実は同じ方法が使えるので、修理しようと思えばいくらでもできる…

そういうこともあるんで、F-2の”本当の寿命”は謎というのが今のところ正しいだろう。