>>983
現実の明号作戦では、軍政を敷くことも検討されたが、コスパが見合わないので、現地政府を独立させる方針になったし、実際に解放されたよ。
ベトナムのバオダイ帝は涙を流して喜び、ラオスのシーサワーンウォンは最初は混乱したが、後に独立を宣言し国民は歓喜してこれを迎えた。
カンボジアのシアヌーク殿下はかなりの曲者で、最初は身を隠して事態を静観したが、日本軍の解放が本物だと知ると、こちらも独立を宣誓している。

ちなみにベトナムは、インドシナ半島における地域大国で、カンボジアやラオスではベトナム系が高い地位に付いてる事が多かった。
両国はこれを機にベトナム系を排斥する動きが出て、日本軍に相談したのだが、日本側は「独立したのだから両国で決めて欲しい」と不干渉を貫いた。
一応「三国でいがみ合うような事態は避けて欲しい」と忠告はしているが、結局は両国ともベトナム系を政権から遠ざけてしまった。

ベトナムのホー・チ・ミンにも呼びかけはあったのだが、日本の敗北は既に確定していたので、禍根になることを避け、ベトナム独立同盟会は黙殺している。
(当時のホー・チ・ミン達はOSSと協力関係にあり、脱出したパイロットなどを保護して、連合側へ送り返す手助けをしていたのも大きい)