日本政府の大臣、防衛官僚、自衛隊幹部、国会議員には、
相手に無駄な軍事支出を強いる防衛装備品を開発し配備する発想が欠けていると思う。

嘗てアメリカは、マッハ2の超音速で飛行し、相手国領内に自由落下式の原子爆弾を投下する任務にしか使えないB-58ハスラーを開発し配備した。
これによりソ連は、アメリカがB-58でソ連領内を焼き払う事を阻止する為に、
早期警戒レーダー網、地対空ミサイル、多数の迎撃戦闘機の配備を強いられる事となった。
ソ連政府が大量の国家予算を投じてB-58への対策を整えた西暦1970年に、アメリカ政府は潜水艦発射弾道ミサイル、固体燃料ICBM、空中発射巡航ミサイルの配備を理由にB-58を退役させた。

日本も、相手国の限られた軍事リソースをそれに割かないといけなくさせるような防衛装備品の開発と配備をすべきである。