>>854
まあ、弓と槍が発明されてからは刀剣が合戦での主力武器として使われた事は一度もない
弓や槍を現代での機関銃、小銃とするなら刀剣は短機関銃や拳銃ポジションで接近戦、護身用の武器に過ぎない
それでもなお合戦で刀剣が主力武器、最強武器と信じて疑わない人がいるのは映画やアニメのイメージを素直に信じてしまっている人達
この手の話はググればいくらでも出てくるから、今更な話だ

で、ここでの話題は槍VS薙刀だが、薙刀は刀と槍のハイブリッド兵器で両方のいいとこ取りだが
同時に両者の短所も落ち合わせているので(製造コスト面でも)
扱いには鍛錬が必要な分、質より量の足軽の武器には向かない

>>851
平均技量・体力同士であれば個人戦であっても槍(又は薙刀であっても槍として使う)が強く、そう言い切るのは間違い
前後に突き出す単縦動作を繰り返す槍の動作の方が隙が生まれないのだ
これを繰り返されると剣豪であっても簡単には刀剣が届く距離まで踏み込めない、無理に踏み込めば返り討ちに会ってしまう

薙刀で横に払う動作をした場合、間合いを見誤れば相手に交わされる可能性も高く、かつ、外した場合、薙刀は先端部が重いので慣性力も強いから
斬り返しのタイムラグが大きい、その隙に懐に飛び込まれる危険性が高くなる
薙刀を隙なく自由自在に振り回すには相応の腕力と鍛錬がいるのだ

対して槍は先端部が薙刀より軽く、突く動作は前後動だけで単純故に狙い易く、外し難く、疲れに難く、反復攻撃が容易で隙が生まれ難い
百姓上りの素人兵士が戦場での動揺した心理状態でも容易に効果的に扱える上に製造コストも安い故に主力武器として普及したのはこれが理由だ。