>>81
ERAやAPSをつけてアフガンに投入したら、戦車は守ったけど随伴する友軍に「受け入れがたい損害」を与えたそうだから、ERAにせよAPSにせよ実戦配備しているのが「周り中敵だらけの入植地に展開してユダヤ人以外はどうでもいい」イスラエル軍と「周り中敵だらけの中東に展開してアメリカ人以外はどうでもいい」米軍でってあたり、APSは>>76が言うような普遍的な装備にするにはハードルが高いんだろうな。
先進国が自国領で使うにはコラテラル・ダメージがでかすぎて。

なんのかんの言ってもラファエルのアメリカでの代理店であるレオナルドDRSが米陸軍に納入したとされるトロフィーの数は、だいたい400くらいだろうと言われていて、全米のM1に装備! ってわけじゃない。2018年に契約したあと2019年9月に納入を開始し、2019年1月に完納したわけだが、その後の追加注文の記事もないし。

レオ2は2021年2月に訓練サービス込みの契約を結んで翌月に装備。そのあと11月までテストしてたわけだが、じゃあA7以前にバックフィットするのかというと、トロフィーを積んだA7A1はNATO高高度即応統合任務部隊に配備される17両分しか予定されてなかった。今年になってウクライナに送った18両の穴埋めとして、新型1600馬力エンジンにトロフィー装備の新造車体がA8として18両の予算がついて、メーカーにはオプション105両と言ってるそうだが、A7以前に大量装備する話は出てないな。A7A1の配備先である高高度即応統合任務部隊用は、クリミア侵略を機に設立されたもので10時間で兵隊の呼集を完了して2日で鉄火場にカチコミかけることになっている。ま、想定される状況のひとつはイスラエルや米軍同様に「周りは住民含めて全部敵」だな。

ソビエト/ロシアが戦車使うときは基本侵略戦争だから、ERAだろうがAPSだろうが配慮なんてしないし。