訪問の英王子に謝罪要求 奴隷取引に住民抗議 ジャマイカ
3/23(水) 11:44配信
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時事通信

22日、キングストンの英大使館前で、奴隷貿易への賠償を求める人々(AFP時事)

 【キングストンAFP時事】カリブ海の島国ジャマイカで22日、ウィリアム英王子とキャサリン妃の訪問に合わせ、過去の奴隷貿易への謝罪を求める住民のデモが行われた。

【図解】ジャマイカ

 王子夫妻はこの日、エリザベス女王在位70年を記念し、3日間の訪問日程で首都キングストンに到着した。

 しかし、到着直前の英大使館前にはデモ隊が集結。奴隷貿易への賠償金支払いを要求した。参加者の男性は「何の関心もなく、心に後悔の念もないまま、ここに来る王族」について、祖先の顔に平手打ちをするようなものだと非難した。「われわれの祖先をはじめ、白人の抑圧で、奴隷のまま殺害された全員を代表して私はここにいる」と強調した。