カウル後方になおも継続して膨れる平面形は、雷電の絶対的な特徴であり

対してF8Fなどはあくまでなだらかに絞っているに過ぎない
何か他の機体を「雷電の側」に持っていこうとして、「キ44の絞りがあくまで異端」で、キ44対その他みたいな対立構造に持ち込まれようとしているが
零戦だろうとキ84だろうとF8Fだろうと決して雷電の側ではない
どちらかといえば全て総体としてはキ44も他の機体も絞る方向で有り、明確に左右幅が膨れていく雷電とは区別されるべきだ
実態はキ44もF8Fも、全体としてみれば「カウルより胴体が細い」という括りでは同じ
カウルより胴体幅の方が太い雷電こそカテゴライズするなら線引きされるべきだろう

また、この期に及んでまだ「側面形状では米軍機もフォッケも太くなっている」とか言い出す人が居てため息が出る
長年されてきた絞る絞らないは「平面形の話」であって、主翼との干渉を考慮しなくて良い上下方向の幅に関係はないし、武装や艤装、コクピット高さの都合上意味あってやっている場合が多い