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ナポレオン時代から第一次世界大戦にかけて、外交的に圧力をかける手段として軍隊を動員し、国境に貼り付ける事はしばしばあって、クラウゼヴィッツは著書の戦争論において『戦争は他の手段をもってする政治の継続にすぎない』とのべている。
例えば第一次世界大戦の直前、ロシア帝国は徴兵を動員して国境へ送り込み、これを案じたドイツ皇帝ヴィルヘルム2世は、ロシア皇帝ニコライ2世に連絡して真意を尋ね「政治的な圧力をかけるだけだ」との回答を得てる。まぁ結局は戦争になったが。

当時の感覚では軍隊を動員して国境まで派兵し、ぐんじてきな恫喝を加えて外交的な成果を得るのは当たり前の事で、実際の戦争をせず軍を引き上げたとしても、別に恥でまなければ失点でもなかったんだよ。引っ込みが付かないなんて事はない。