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NATOの東方拡大―第一次拡大から第二次拡大へ―(防衛研究所)
http://www.nids.mod.go.jp/publication/kiyo/pdf/bulletin_j6-1_4.pdf

93年のポーランドの参加過程の一方的な欧米の態度が書かれてますね・・・

93年にpfpに誘いながら、94年にはロシアに拒否権限はないと一方的に通告
さらに独コール首相も公式にNATO拡大に賛成
(コール・・・ロシアからみれば裏切りだよなぁ・・・)

95年には反対するロシアを「無視」してNATO拡大方針をpfp参加国に送付。

さらに96年にはNATOはロシアと協力協定、常設合同理事会の設置に合意
これでNATOこれ以上の拡大にはロシアも協議に参加できるように見せて、
ロシアから譲歩を引き出しました。

しかし97年、NATOはポーランドだけでなく、チェコとハンガリーも対象に加えます
(ただしルーマニアとスロベニアはロシアを考慮し外した)

当然、ロシアの拒否申し立ては原則論を全面にだして拒否。
協議の為に設置されたはずの常設合同理事会はなんの効力も発揮しません。
(その代わり、96年にCFE条約で米国の欧州戦力削減でロシアを説得)

こんな感じで、さらに98年に米国はバルト三国と米国単独で憲章を締結
(米国がバルト三国のNATO加盟を支援する)

この流れでロシアが切れるのは理解できる。
あきらかにやりすぎ。