ワールド 2022年2月27日8:18 午前1時間前更新
北朝鮮、ウクライナ危機中に弾道ミサイル 「容認できず」と岸防衛相
ttps://jp.reuters.com/article/northkorea-missile-idJPKBN2KV13J
[ソウル/東京 27日 ロイター]
- 北朝鮮は27日午前、少なくとも1発の弾道ミサイルを東方向へ発射した。
北朝鮮のミサイル発射は今年8回目。国際社会の目がウクライナ危機に向く中で、
日本の岸信夫防衛相は「断じて容認できない」と語った。
日本の防衛省によると、北朝鮮は午前7時51分ごろ、
西岸付近から東方向へ弾道ミサイル少なくとも1発を発射した。
飛行距離は約300キロ、最高高度は約600キロで、
日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定している。
韓国軍の合同参謀本部も弾道ミサイル1発だったもようと分析。
首都の平壌付近から発射したと発表した。
岸防衛相は防衛省で記者団に対し、「仮に国際社会がロシアによる
ウクライナ侵略に対応している中で、間隙を縫って行われたものならば
断じて容認することはできない」と語った。
大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したことを明らかにした。
ウクライナではロシアが首都キエフに向けて進軍する一方、
韓国では3月9日に大統領選挙を控える。
大統領選に立候補している韓国の保守系最大野党「国民の力」の
尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長は先週、北朝鮮がウクライナ危機を
「挑発行為を行う機会」と捉える可能性があると警鐘を鳴らしていた。
発射の一報が流れた際にテレビ番組に出演中だった日本の林芳正外相は、
「ウクライナ情勢と関連づけて(北朝鮮が)どういう意図かはまだ情勢、分析していない」とした上で、
「しっかり備えを持っていかなければならない」と語った。

<つづく>