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ピョートル・アコポフ
新世界が我々の目の前で誕生した。
ウクライナにおけるロシアの軍事作戦は3つの次元で新しい時代を開いた。4つ目の次元は当然ロシア内部のものである。イデオロギーおよび我々の社会経済制度モデルの両分野において新しい時代が始まった。それについては後述しよう。

ロシアは一体性を回復している。1991年の悲劇(注=ソ連崩壊の悲劇)、我々の歴史における大惨事と不自然な混乱は克服された。多大な対価を払って、そして事実上内戦とも言うべき悲劇的事件を通して克服された。ウクライナ軍とロシア軍に分かれた兄弟同士が撃ち合っているのであるからそれは内戦と言って良いだろう。

しかし、ウクライナはもはや反ロシアではない。ロシアはロシア世界、ロシア国民、すなわち大ロシア人(注=ロシア)、白ロシア人(注=ベラルーシ)および小ロシア人(注=ウクライナ)を集結させ、歴史的完全性を回復している。もし我々がこれを放棄し、一時的な分離が固定化するのを許してしまったら、ロシアの土地の崩壊を許してしまったことによって祖先の記憶を裏切るのみならず、子孫からも呪われるだろう。
(続きます)