最新鋭石炭ガス化火力、広野IGCCが運転開始
福島復興と技術力をアピール 2021年11月30日

広野IGCCパワーは19日、広野IGCC発電所(福島県広野町、54万3千キロワット、発電
端)が同日営業運転を開始したと発表した。
空気吹き石炭ガス化複合発電(IGCC)を採用した世界最新鋭の設備で、熱効率は約48%。

IGCCは高温・高圧のガス化炉内で固体の石炭をガス化しガスタービンで燃焼・発電する。
ガスタービンの排熱をボイラーで蒸気に変え蒸気タービンも回す。2つのタービンを組み合わ
せ発電するため、超々臨界圧式など従来型の石炭火力に比べ熱効率が6%程度上がる。
これにより二酸化炭素(CO2)排出量を約15%低減した。

ガス化を行うため、これまでは発電に利用できなかった低品質の石炭も使える。石炭の安価
な獲得につながり、エネルギー安全保障に貢献する。
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1983年からNEDOで研究開発に着手。
ねちねちねちねち研究し続け、数ヶ月前に実用発電所が運転開始とか、何たる偉業だろうか。