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グランツなど米英の研究者の間では、スターリングラードが分水嶺であるという見解が
定説になってる。この時、ソ連軍はそれまで失敗していた冬季反攻をようやく成功
させた。そしてクルスクで同じく初めてドイツ軍の夏季攻勢を頓挫させ、本格的な
反攻へと移っていく。それ以前はドイツが夏に戦線を拡大していく流れをモスクワ前面
以外では止められず、ジリジリと押されていた。スターリンが米英に「第二戦線」を
開くよう、執拗に求めていたのはそのせい。