>>523
お花畑過ぎ
軍艦は、大砲撃つだけでなく走ったりドック入りしたりと、船であるが故に砲撃プラットフォームの機能をいろいろ犠牲にしてる

・揺れるから狙いが狂うが要塞は揺れない
・自分自身がマトとしてデカい面目標だが要塞は点目標の散在
・浸水して5度傾いたら揚弾不能
・艦載であるが故に観測機器に制限
 大和測距儀基線長15メートル世界最長すごいだろに対し、要塞の垂直基線は普通に数百メートル
 東京湾要塞の房総南端観測所は垂直基線174メートル
 三浦半島は標高80メートルと低いので、水平基線6,000メートルを採用
・観測所の眼高
 戦艦大和の艦橋眼高は40メートルとか50メートルとかいじましい論争してるが、
 オアフ島レアヒピークのファイアコントロールコンプレックスの海抜は744フィートつまり227メートル
3万メートル離れた戦艦の全身を見下ろすことができる

戦艦の平射射撃盤は、標高数十〜数百メートルにある目標へ打ち上げ射撃する機能などない
遥か彼方にある要塞の点目標を照準、測距するすべはないし、前に書いた通りに自艦位置を地図上に高精度で特定することは不可能だから、直接照準できない目標の距離も方位も分からない

要は、ガ島飛行場とか室蘭や釜石の工場のような面目標のどこかに落ちれば良い程度の腰だめ射撃しかできず、点目標を狙って当てることなど理屈として不可能
偶然を期待するだけ
低精度だから公算射撃が必要になる

一方で要塞砲はプラットフォームとして戦艦の数十倍は優秀、戦艦に劣ることは何一つとして無いので公算射撃など必要無い
要塞の目的は海岸への接近拒否だから、3万メートル先から敵艦が近づいてこなければそれだけで目的達成だし、近くに来れば、テニアンやオスロのように散布界など関係なく単発射撃で当てられてこれまた目的達成