ウィキに出てる「軽巡洋艦の始まりは軽装甲巡洋艦」という話
これを、戦間期のロンドン条約で出てきたカテゴリBクルーザー、これを翻訳した軽巡にまで当てはめようとしてる人がいるからな

アリシューザより前、すでに軽装甲を持つ巡洋艦は存在した
アリシューザが軽巡の始祖とされるのは、初めて重油専焼タービンを装備して駆逐艦と一体行動ができるようになったから

ワシントン条約では巡洋艦は主砲8インチまで持てるから、条約締結国でこの時期に6インチ巡を作る国はない
フランスが6インチのデュゲイ・トルーアンをまず持ったのは8インチ砲が間に合わなかったせい
戦間期、これに続く6インチ仏巡は敷設巡洋艦と練習巡洋艦、通商破壊艦のラ・ガリソニエール
他国の高速軽巡に相当するポジションとしては、ロンドン条約不締結だから14センチ級主砲の大型駆逐艦整備に走る

このように戦間期、駆逐艦と軽巡の境界はどんどん曖昧になっていく
そんな前提のなか、世界最大の駆逐艦はなーんだというのは、分かってない問いと言わざるを得ないかと