米陸軍は1943年、上着の丈が腰までしかなく、前合わせが隠しボタンになった軍服を採用した
採用を働きかけ、自らも好んで着用したアイゼンハワー将軍にちなみ、この軍服は
「アイゼンハワー・ジャケット」または「アイク・ジャケット」と呼ばれ、後に警察などの制服や、
民間向けの衣類にも用いられるようになった

一方、米海兵隊も、同時期にほぼ同型の軍服を採用したが、海兵隊員たちは、
陸軍の将軍の名で呼ぶのを好まなかったのか、海兵隊のヴァンデグリフト将軍にちなみ、
「ヴァンデグリフト・ジャケット」と呼んだ
もっとも、この呼び名は結局定着せず、現在は、海兵隊向けのものも含め、
この型の服は全て「アイゼンハワー・ジャケット」または「アイク・ジャケット」と呼ばれている

なお、米陸軍・米海兵隊とも、英陸軍の軍服を参考にしたため、類似のデザインになっており、
本来は英軍式ジャケットとでも呼ぶのが正しいのだろうが、細かいことは気にするな