>>894の続き

そんなわけで、伊168潜は友永隊によるミッドウェー島空襲を
特等席から観戦していたようです。

「この日、伊168潜は陸地から4千メートルまで近付いて、友軍機の戦いぶりを眺めていた。
現地時間で午前7時をまわると、突如爆弾が大地を噛んで炸裂する音が、それまで
続いていた静寂と緊迫感をやぶった。

艦内に歓声がわいた。
艦長以下、航海長、砲術長とかわるがわる潜望鏡にしがみつき、部下たちに戦いの逐一を
さながら実況放送のように知らせ続けた」       (『ミッドウェー戦記』亀井宏/著)p252