>>960の続き

そこで例えば、25ノットで1時間距離を詰めれば、150~160浬になるので
TBDを含めて攻撃隊を発進させ、その後も接近し続ければ帰りの収容が容易になる。

ただし、作戦行動半径や航続距離というのは定義が曖昧なもので、
歴史群像では「日本艦隊は約175浬離れた地点にあり、これはぎりぎりで
米雷撃機の作戦行動範囲に入る距離であった」(p125)とありますし、

同じ大日本絵画の『太平洋戦争TBDデヴァステーター部隊と戦歴』では、
珊瑚海海戦での出来事として、

「雷撃機搭乗員たいは、目標から160浬以上離れた地点からの出撃に反対し、
150浬からの攻撃を勧めた」(p67)
とあります。