プーチンが1000人の傭兵をウクライナに派遣する準備をしていると英国が発表、ロシアは制裁を戦争に例える
https://www.theguardian.com/world/2022/mar/29/russia-compares-sanctions-to-war-as-uk-says-putin-preparing-to-send-1000-mercenaries-to-ukraine
ウラジーミル・プーチン大統領の主要報道官は、貿易とオリガルヒに対する制裁はロシアに対する「全面戦争」に似ていると述べ、西側はNATOの拡大でクレムリンを「窮地に追い込んだ」と、関係者が火曜日からのウクライナとの平和交渉再開に備える中、語った。
ドミトリー・ペスコフはアメリカのテレビのインタビューで、ロシアに対する懲罰的制裁は「かなり非友好的」であり、ロシアはアメリカや西側の同盟国と戦争をしているような気分にさせられると語った。
ロシアとウクライナ側が新たな交渉のためにトルコで会談する予定だったとき、英国国防省(MoD)は、クレムリンが大きな損失を被り続けているため、ロシアが民間軍事団体ワグナーから1000人以上の傭兵をウクライナ東部に送り込み、低迷する戦力を強化する見込みであることを明らかにした。
ペスコフ氏は、ロシアは「NATOが軍事インフラを持って我々の国境に近づくことを恐れている」と述べた。「そうならないよう願っている。本当に」
彼は、制裁を「我々にとって敵・・・敵のようなものだ」と表現した。「我々は全面戦争の局面に入った。西ヨーロッパ諸国、アメリカ、カナダ、オーストラリアは、貿易、経済、財産の差し押さえ、資金の差し押さえ、金融関係の遮断において、我々に対して戦争を仕掛けている」
ペスコフ氏は、ロシアが紛争で核兵器を使用するかどうかについて質問されると、そのような戦略について「誰も考えていない」と述べ、ロシアは軍事目標を完遂すると述べた。

会談は、ロシアの大富豪であるロマン・アブラモビッチ氏とウクライナの和平交渉担当者が今月初めに中毒症状を起こしたという報告によって影を潜めることになるかもしれない。
アブラモビッチ氏は3月初旬、キエフで非公式の和平交渉に参加していたところ、体調を崩し始めたと、同筋はガーディアン紙に語った。ウクライナのルステム・ウメロフ議員も交渉に参加しており、こちらも体調を崩したとのことだ。
チョコレートと水しか口にしなかった二人は、視力の低下や皮膚の剥離などの症状が出たため、イスタンブールで治療を受けたという。