IAEAのチーフは、安全支援を開始するためにウクライナを予告なしに訪問する
https://www.reuters.com/world/iaea-chief-ukraine-offer-nuclear-safety-assistance-2022-03-29/
ウィーン、3月29日(ロイター)- 国連核監視団のラファエル・グロッシ議長は29日、ウクライナを訪問し、戦争のさなかにある核施設の安全確保を目的とした専門家や機材などの支援を、ロシアの了解を得ずに開始することを明らかにした。
ロシアが先月ウクライナを侵略して以来、グロシは両国に対し、チェルノブイリの放射性廃棄物施設やザポリージャのヨーロッパ最大の原子力発電所を含む原子力施設の安全を確保するための枠組みに緊急に合意するよう求めた。
国際原子力機関のグロシ長官は、これまでのところ、ザポリージャのようにロシア軍が保有しているチェルノブイリで起こりたかったような、ウクライナとロシアとのそのような合意や三者会議を得ることができなかった。 彼はほぼ3週間前にトルコで別々に彼らの外相に会った。
「国境を越えて#Ukraineに入り、国の原子力施設の安全とセキュリティを確保するという(IAEAの)使命を開始した。核事故の危険を防ぐために今行動しなければならない」とGrossi はTwitterで述べた 。
IAEAは別の声明で、ウクライナの要請に応じて援助を提供し始めると述べたが、グロシは援助についてウクライナの高官と会談することも述べており、少なくともいくつかの詳細はまだ解決する必要があることを示唆しているため、その援助の範囲は不明である。