HK416の開発契機の一つはより信用性が高いフルオートできるSBRを求めるラリーらデルタフォースの需要であった。
SOCOMと情報機関など、米特と一口に言っても色々な派閥はいるが、最近の写真を見る限り、HK416は特殊戦筋に普及しているはず。
つまり銃身10.5インチ以下のフルオートSBRにピストンは有利のことは周知されていると思うが…そうでもないかもしれない。


この報道を見る限り、SEALsのノベスケARは10.5インチ銃身で間違いないのようだ。
しかも放熱能力弱めと知られているステンレス製銃身を採用した。
https://www.thedrive.com/the-war-zone/40523/about-those-custom-rifles-navy-seals-were-seen-carrying-on-a-recent-training-mission

ステンレスの放熱難について
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http://www-it.jwes.or.jp/qa/details.jsp?pg_no=0050020550
Q-05-02-55 - ステンレス鋼溶接部の変形とその対策について教えて下さい。 | 接合・溶接技術Q&A | 溶接情報センター
ステンレス鋼,特にオーステナイト系ステンレス鋼は,表1に示すように,軟鋼などに比べて線膨張係数が大きく熱伝導率が低いという物性から,溶接熱による変形が大きくなりやすい。オーステナイト系ステンレス鋼は,主として板厚数ミリ以下の薄板で使用されることが多く,溶接に伴ってしばしば大きな角変形や座屈変形が生じ,問題となる。
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これは銃器界隈にも知られており、フルオート能力を要求する軍用銃器がステンレス銃身を採用する例は少ない。
まあ、詳細は知らないが、銃器界隈の常識かる見ると、これは色々不思議な点がある採用だ。