ロシア軍、チョルノービル原発周囲を地雷で包囲か 「サプライズがあると思え」

チョルノービル(チェルノブイリ)原子力発電所から撤退したロシア軍だが、敷地に地雷を残していった可能性が浮上した。撤退後、敷地内に地雷が仕掛けられていることを示唆するメッセージが複数発見されている。

レジスタンスによる報道機関『ウクライニアン・ウィットネス』が立ち入り制限区域内を検証したところ、地雷の存在をほのめかすメッセージが複数確認された。「赤い森」に放置された大型車両には、「この道は地雷が仕掛けられている」との落書きが残されている。ロシア兵が撤退時に残したものとみられる。
別の場所の壁には、「サプライズがあると思え、地雷を探せ」との文言が刻まれていた。ロシア軍のシンボルである「V」「Z」の記号が添えられ、笑顔を浮かべた爆弾のイラストが共に描かれている。
メッセージを受けてウクライナ当局は、ロシア側が目に見えない「地雷の迷路」を残した可能性があるとみている。特定のルートを通過する分には安全だが、そこから外れると起爆するよう罠が仕掛けられているとみられる。

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https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/04/post-98510.php