西側諸国の「上から目線」がプーチン氏の不満を蓄積 反リベラリズムが強固に
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根底には、ソ連が崩壊して以来、欧米が掲げる自由や民主主義といった価値観の「押しつけ」に対する反発があったと考えています。

 当時、ロシアは困難な時代を迎え、国内の治安は悪化し、生活レベルは劇的に落ちます。
プーチン氏の中には、西側諸国が上から目線で弱ったロシアを二流国扱いし、政治的発言権も認めないなど、
ロシアが冷戦の敗者として扱われているという不満の蓄積があり、反リベラリズムを強固にしていったのではないでしょうか。

停戦後にロシアを排除し孤立させれば、再び別の修正主義を生むことになり危険です。
どこまでロシアを包摂した枠組みを作れるかがポイントになります。

同時に、ロシアにとって軍事侵攻をするほどの脅威とは何だったのか、
それを明らかにしていく作業が重要になっていくと思います。