実際ウクライナ側の状況は良いかと言えば微妙だろう

AFPが取材を行なったのはイジューム方面のバルビンコヴ防衛を担当する第93旅団で、同旅団の報道官は「職業軍人達は戦争に対する準備を行なってきたが新たに動員された者にとって状況は複雑だ、
士気という点ではバラ色とは程遠い」と述べており、昼も夜も絶え間なく続く砲撃には心理戦の側面もあって「最も強力な砲撃」を夜に行いウクライナ人兵士の睡眠を妨害してくるらしい。

つまりドンバス方面のウクライナ軍兵士は2月24日以降、このような容赦ない砲撃(現在この砲撃はさらに強化されている)に2ヶ月間も晒されてきたという意味だ。

さらに興味深いのはAFPの取材に応じた第93旅団が「直近約3週間の戦闘で大きな損失を被った」と認めている点(具体的な数字の提供は拒否したらしい)で、
キーウ方面からの撤退後に戦闘が激化したドンバス方面のウクライナ軍は思ったよりも厳しい状況に直面しているのだろう。

まだロシア軍はバルビンコヴに到達していないものの同都市への砲撃は既に始まっており、ロシア軍の砲撃に対処するには西側が提供する榴弾砲と豊富な弾薬が必要で、
これが到着するまでウクライナ軍は砲撃の脅威に晒されながら敵を足止めするしかない。

https://grandfleet.info/european-region/russian-troops-relentless-bombardment-ukrainian-troops-struggle-to-keep-soldiers-morale/



武器もそうだが人が限界なんだよな