日本でもようやく円安の評価が変ってきた

トルコや韓国は、通貨価値の下落によって国が破綻しかねない事態に直面した経験がある。
そうした国では、自国通貨安に対する国民の危機感がきわめて強い。

日本人はそうした危機感を持っておらず、
むしろ、自国通貨安を歓迎するという不思議な状況がこれまで続いてきた。

しかし、価格転嫁が不充分にしかできない現状で、
やっと円安の本質が理解されるようになってきた。

日本でも、通貨安が経済を破壊しかねないという認識が、日本でもようやく広まりつつある。
7月の参議院選挙では、物価問題が最大の争点となるだろう。

そこでの議論を、バラマキ的な物価対策のレベルで終わらせてはならない。
円安政策からの転換という本質的な問題が争点となることを期待したい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e6a02110a9936e3a1e8717acb13eaf9f1f706ee?page=3