牟田口は、愚鈍の人だった。負けると真っ先に逃亡する最低の軍人だった。物量・兵員数の劣る日本軍を使い稚拙な用兵と作戦で日本の惨敗に貢献したことは、我々日本人は記憶せねばならない。
十五軍隷下の各師団長の忠告も聞き入れず、無謀、楽観的、独断妄想により、帝国陸軍の汚名を歴史に残した。
よく兵站を無視したと批判されるが、牟田口は、日本軍将兵を餓死させるために、食糧・弾薬を少なめに携行させたのだった。このことは良く知られている。これは牟田口が功を焦る強欲な典型的帝国陸軍軍人だったからに他ならない。
終戦後、牟田口は、愚鈍な指揮官だった故、あらゆる批判を受けることになった。敗北を部下に責任転嫁して自分は正しかったと言い続けるゴミ軍人が多いが、彼がまさにそうだったのである。