英第14軍司令官スリムは、第50パラシュート旅団の功績を高く評価することにより、言外にサンジャック暴走での日本軍の進出の遅れを指摘している。
ルイ・アレン教授は遅れとともに幹部の損害により、壐後の攻撃力は半減したと述べている。
ハリー・シーマンは明確にサンジャックの攻撃を誤りとしている。まずその損害の大きさであり、次いで戦術的に歩五十八はサンジャックに来るべきでなかったとしている。また宮崎将軍については、上司の命令から離れていると非難している。

宮崎部隊はその戦歴経験から、英軍を軽視、短期間に処理できると考えて攻撃したが、志と異なって英軍は手ごわくてこずった。
その後は部隊の面目もあってつい深入りして傷を深くし、日本軍最悪の敗因を作り出したというのが、真相ではなかったろうか。