韓国宇宙発射体開発、旧ソ連圏国家の助けが大きかった
朝鮮日報 6/22(水) 7:49配信
(前略)
経済が困難に陥ったロシアは国家核心技術の一部を売っても資金が必要だった。
航宇研の趙光来元院長は「ロシアのケルディッシュ研究所を訪れて液体ロケット設計技術の諮問を受け、また完成した13トンエンジンをロシアの
Niichimmash研究所まで持って行って燃焼実験も行った」と回想した。
KSR-3の次が2013年1月に打ち上げに成功した韓国型発射体(KSLV-1)羅老(ナロ)号だ。
1段目にはロシア産推進力180トンの最新型アンガラエンジンを、2段には固体キックモーターを付けた。

まず宇宙先進国のロケットエンジンを利用して発射体を打ち上げてノウハウを蓄積する方法を選んだ。

その代わり、航宇研は羅老号とは別に30トン級液体ロケットの開発に乗り出した。
エンジンの核心であるターボポンプと燃焼室まで開発するのに成功した。
だが、予算不足で一つの完成されたエンジンとして開発することができなかった。
航宇研のキム・ジンハン責任研究員は「2007年にはターボポンプをテストするためにNiichimmash研究所に持って行ったものの、爆発事故で
現地の試験設備まで燃やしてしまったこともあった」と述べた。

21日に打ち上げに成功した韓国型発射体(KSLV-2)ヌリ号の75トンロケットエンジンはロシアの液体ロケットを事実上リバースエンジニアリング
(逆行工学)をした結果だ。 ヘリウムタンクはウクライナから輸入した。
趙氏は「短期間内に完成したのは航宇研の研究員の汗の結果ではあるが、ロシアの宇宙技術寄与もまた認めざるをえない」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fb592c90e0ed335bb2912b5871adca45b5899c0

流石にヌリ号を「100%ウリジナル技術で開発」と言い張り過ぎると余計な恥をかくから、チラシも予防線は貼ったらしい。