戦車砲とターレットリングの関係を簡単に説明するね

砲塔ってのはターレットリングに沿って回るようにできてる
実は動力旋回する砲塔ってのは大戦でも後半から主流になるんだが
裏を返すと大抵は人力でも回るようになってる
それくらい繊細かつ高精度な代物なんだな

で、リング径がでかいと砲身旋回は遅くなるわけなんで
できれば小さく作りたい
でも、デカい砲を乗せることを考えると、砲発射の反動をターレットリングで受けることになるわけで
小さいと大きな砲は積めないことになる

有名なのが例に挙げたドイツの3号戦車と4号戦車の関係で、ターレットリングに余裕のあった4号は
長砲身の75mm砲でも積めたけど、3号は50mmが精一杯だったわけよ
連合軍でも、M3中戦車用に大口径のターレットリングを用意できなかったおかげで
ああいう砲配置になってる