武器支援しようにも軍需産業が追いつかないよって話

嘘だった「武器支援でウクライナ反転攻勢は可能」との報道。西側の武器供給が止まる2つの理由=高島康司
https://www.mag2.com/p/money/1206406/2

アメリカでは、「レイセオン」や「ロッキード」などの大手防衛企業が、軍への補給に深刻な困難に直面している。
アメリカではすでに戦時在庫の3分の1以上のスティンガーとジャベリンミサイルをウクライナに送っている。
戦争が続けば、これらの兵器の在庫の半分も消費されると見られている。

だが、軍需企業に新しい装備を発注しても、新兵器の生産には長い時間がかかる。
そのため、戦争が長期化して武器への需要がさらに増大し、在庫が不足した場合、軍需企業はおそらく需要には追いつけない。
装備の不足は、たとえ支援を続ける意志があったとしても、武器の生産には数年はかかる。
たしかにヨーロッパ諸国の政府のなかには、防衛費を増額しているところもある。
しかし、ヨーロッパでの武器製造は、アメリカの非常に長い生産時間と比較しても、もっと時間がかかる。年単である。

たとえば米ミサイル製造大手の「レイセオン」はスティンガーミサイルの再補充のために6億3400万ドルの新たな契約を得た。
だが、「レイセオン」は来年までに生産を着手することは不可能だとしている。