https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1647607856/993

このように、
>(4)敵は我が企図を察知せず。少なくとも機動部隊は敵に発見されていないと認める。
>(5)敵機動部隊が付近海面に行動中と推定する資料はない。
南雲長官の情勢判断は油断や慢心とは言えず、妥当と言えるのではないでしょうか。

もちろん、南雲長官の判断は誤りです。
180浬先に米空母が3隻も待ち伏せしていたのに、「付近には居ない」と言っているのだから。

しかしそれは、南雲長官が無能指揮官でも、空母戦の素人だったからでもありません。
「敵機動部隊が付近海面に行動中と推定する資料」がなかったからです。

入手した情報から最も蓋然性の高い判断を下した南雲長官が無能なら、
正確な敵の行動予定を把握しながら、前日に発見できなかった米指揮官は
何と評価すれば良いのでしょう。