ボーデンプラッテといえばP-51エースパイロットで有名なジョン・C・メイヤーの本
ドイツ軍の完全奇襲で離陸最中に戦闘に入るという圧倒的不利だったにも関わらず

ベルギーのY-29飛行場での空戦では8機のP-47と12機のP-51が87機のドイツ戦闘機を迎撃、戦力は1/4ながら空戦では連合軍機が圧倒し、38機のFw190とBf109を撃墜し、損失はP-47の1機という一方的な戦いとなっている。
他の飛行場でも同様な展開で、この後もドイツ軍戦闘爆撃機は地上で多少の無人の連合軍機を撃破できても、迎撃してきた戦闘機に一方的に撃墜され、わずかに残っていたエースパイロットを失うことになった。一方で連合軍の人的損失は軽微であった。作戦中にドイツ軍は290機の連合軍航空機を地上で撃破したが、空戦と対空砲火によって305機の戦闘機を損失し、213人のパイロットを失うという致命的損失を被った。ドイツ軍内の連携もお粗末であり、友軍の高射砲部隊に撃墜されたドイツ軍機も多数に上った。一方で空戦で撃墜された連合軍はたったの15機であり、結果的にはドイツ空軍の惨敗であった