拾い物だが現ロシア軍はBTGの替わりに中隊戦術群に移行してるとの観測があるそうな

644 名前:避難所の名無し三等兵[sage] 投稿日:2022/12/19(月) 23:17:29 ID:nHi9zsX20
露軍、BTGを編成しなくなったとは聞いたが、代わりに旅団/連隊内に中隊戦術群を作ってやり繰りしている模様

【論考紹介】「中隊戦術群: 歴史的背景、編成とその限界」
(“Company Tactical Groups: Historical context, composition, and limitations”, by @HN_Schlottman, 10.12.2022)
ttps://twitter.com/GdPanzergraf/status/1602668419672940544
>3/
ロシア軍は常設的な形で大隊戦術群(BTG)という諸兵科連合部隊を編成しており、この部隊によってウクライナ侵略に突入しました。しかし、初戦期の消耗の結果、BTGという組織を維持できず、現在は中隊戦術群(CTG)という中隊規模の諸兵科連合部隊を編成して戦っていると@HN_Schlottman氏は指摘します。
>4/
なお、CTGはウクライナ側も導入しているとのことです。
CTGは規模が小さくなったBTGと言えますが、相違点としては固有の兵站・支援組織を持たないことにあります。そのため、筆者によると、CTGの戦術活動時間は24時間で、補給は大隊ではなく旅団/連隊に依存しているとのことです。
>5/
これをみても分かるように、現在のCTGは旅団司令部(連隊指揮所)に直結していますが、旅団/連隊が大隊結節を持てなくなったのは消耗の結果です。
>8/
なお、11月30日にRUSIは、2~7月期間のウクライナ戦争を幅広く検証した報告書(Preliminary Lessons in Conventional Warfighting from Russia’s Invasion of Ukraine: February–July 2022)を発表しましたが、この報告書でもロシア軍の部隊編成の変遷に触れています。
>9/
同報告書でも、消耗の結果としてBTGが機能しなくなったこと、マリウポリ市街戦でBTGではなく任務に応じたアドホックな編成の部隊を投入して成果を収めたこと、能力を統合・強化するために砲兵を集中運用する必要があることといった理由で、…
>10/
…旅団単位で諸兵科連合部隊を形成することになったと指摘しています。
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)