日米開戦の直前、「日本が勝つ」という目標に合うよう、陸軍省戦備課が「1対10」とはじいていた日米の戦力比を、
同じ省の軍事課が「地の利を考慮」して「1対4」に改め、
この報告を受けた首相の東条英機本人が「日本人は精神力で勝っているはずだから五分五分だ」と結論づけた、
という有名な史話が思い起こされる。