>>290の続き

戦争において、一般に守勢側には「防者の心理」というのがはたらきます。

「マリアナ諸島、そしてフィリピンを確保した連合軍は、次に必ず沖縄に来攻すると
誰もが予想していたように語られている。

地図を見れば、その通りだ。
しかし防者の心理からすれば、そう理屈通りに割り切れるものではない。

あそこも危ない、ここに来たらどうする、あっちも気になると、
地図の上をさまよい歩くのが、防勢に立たされた者の姿なのだ」
       (なぜ日本陸海軍は共同して戦えなかったのか』藤井非三四/著)p210