>>86の続き
以上より
「敵空母(及び哨戒機)関連電波捕捉の端緒は第六艦隊旗艦香取であるが、
方位測定を実施したのは第六通信隊である。」
という『元軍令部通信課長の回想』の記述は説得力があります。
私も6F情報を知った際には「現地所在の六通の協力はないのか?」と疑問に思っていましたので。

これらが概ね正しければ所謂6F情報は、「6F・6cg情報」(六艦隊・六通情報)と称するべきでしょう。

もし第六通信隊が緊急信を行ったすれば、当然全通信隊を管制する第一連合通信隊の知るところとなり、
同司令部は直ちに大和田通信隊を中心として北は千島から南はラバウルまでの連合方位測定の実施と、通信諜報の強化を命じたはずです。

しかしながら、この敵通信関係のみならず、
>・そしてこの情報の重要性を考え、同電報が東京通信隊から再放送されるのを確認したと、
当時の同艦隊通信参謀高橋勝一中佐は戦後の回想で述べている
ことは過去スレでも考察したとおり、
戦後、通信員、暗号員等にに多くの下士官兵がいたにも関わらず、同様の東京通信隊の再放送等を見たという人間がいないことが矛盾点のままです。