https://www.afpbb.com/articles/-/3420481
片足失ったアゾフ連隊隊員、戦闘や拘束体験振り返る ウクライナ
2022年8月24日 20:42 発信地:キーウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア・CIS ]

重傷を負っていたため、親ロシア派武装勢力が実効支配する東部ドネツク( Donetsk)州の
オレニフカ(Olenivka)の捕虜収容施設に送られた仲間たちのような運命はたどらなかった。
同施設では先月、爆発があり、ウクライナ人の捕虜数十人が死亡したと伝えられる。

 しかし、ザイウォロノクさんがドネツク州にある病院で過ごした数週間に及ぶ拘束生活は、違った形の苦しみを与えた。
「身内に連絡できず、電話も使えなかった」。医療は「極めて低水準」で薬も不足していた。
「重傷を負っていたのに5日目まで抗生物質を投与されなかった。自分はまるで腐って汁がしたたる肉のようだった」

同じ病室になったザイウォロノクさんと3人の隊員は、「心臓が停止しないために」必要なだけの量の食事を与えられた。
そして、「わたしたちは誰からも必要とされておらず、ウクライナ政府は誰とも交換することはないだろう。
見捨てられた存在だと毎日のように聞かされた」