H3ロケット、年度内打ち上げ目指す エンジン不具合の解決にめど JAXA
時事通信 9/1(木) 16:12配信

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、開発中の主エンジンに不具合が見つかり、初打ち上げが延期されていた新型ロケット「H3」について、
2022年度中の打ち上げを目指すと発表した。不具合の改善にめどがついたためだという。

JAXAは、ロケットを発射台に組み立てた上で行うエンジンの燃焼試験を11月中に実施し、最終的な初打ち上げ時期を決めるとしている。

H3ロケットは、JAXAと三菱重工業が開発し、当初は20年度の初打ち上げを予定していた。
しかし、20年5月にエンジンに燃料を送り込むポンプのタービン羽根にひびが見つかり、計画を1年延期。
今年1月には、別のタービン部品で発生した振動による問題で、さらに延期されていた。 

JAXAは7~8月、改良を施したエンジンによる燃焼試験を5回実施。振動などの問題が生じないことを確認した。

オンラインで記者会見したJAXAの岡田匡史プロジェクトマネジャーは
「リスクが高い部分への対応の見通しが立った。これからが本当の勝負になるので、気を引き締めて向かっていきたい」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/10da80e205e84884c1f14ee2623c91e6527b7a40

随分足止めを食らってしまったけど、今度こそ本当にエンジン不具合の洗い出しが完了したのなら、年度内打ち上げを成功させて欲しい。

そうでないと、只でさえ大幅遅延した今後の日本の宇宙開発スケジュールが根底から狂ってしまうのだから。