>>831
>発艦のための合成風力を作るために正規空母は高速である必要があり、大型かつ非常に遅い空母はない

正規空母ってのは日本の海軍省という役所が「最初から空母として建造したか」「他の艦艇から改装したか」を区別するために使った用語であって、日本海軍の艦種種別に「正規空母」という語はない。
翔鶴だろうが赤城だろうが隼鷹だろうが千代田だろうが全部「航空母艦」だ。

そのうえで空母が高速であるべき、あらねばならん、で作られた船を米英では艦隊空母という。
発艦、収容作業のたびに艦隊を離れて風上に走っても、艦隊行動に復帰追随できる速力が求められた。
追っかける本隊の速力次第だから、34ノットの艦隊空母もあれば25ノットの艦隊空母もある。コロッサス級なんかは25ノットで十分とされたな。

>遅い空母は商船改造で機関のパワーが小さいためである場合が多い

アメリカの護衛空母を指しているのだろうが、お前が二重三重に勘違いしているのは、建造された護衛空母のほとんどは新造なので、商船改造ではなく商船の線図を流用しているということ。
トンチキ脳内商船改装だからパワーが小さいのではなく、アメリカだからと無限無制限の工業生産力があるわけもなく、蒸気タービンではなくレシプロ機関なんてものを引っ張ってこなきゃならないくらいの急速建造をやらなきゃいけなかったこと。
そして18ノットってのは経済速力が9ノットとか7ノットの当時の商船からしたら、とんでもなく優速であり、日本の商船改装空母に至っては21ノットもあって、開戦前であれば「ほぼ必ずどっちかに風が吹いている」洋上において、合成風力によって第一線機を飛ばして、それこそ「正規空母」と一緒に漸減作戦をやるつもりでいたってことを理解していないあたりだ。

>>854
普通はわざわざ横風や追い風で事故の確率を上げるようなことはしない。