【和訳】ロシアの部分的動員に関するミック・ライアン氏
https://twitter.com/GdPanzergraf/status/1575086637339406336
一つ目。ウクライナ軍は絶好の機会を掴んでいるが、その機会は大量の新兵が到着するまでの期間に狭まった。
既に投入された動員兵もいるようだが、ロシア兵の大量投入には数週間はかかるだろう。だが、それは来る数カ月以内に始まる。
ウクライナ軍は狡猾な計画立案者なので、この状況を想定しているのだろう。現在から動員兵が大量に到着するまでの時間のうちに、
ウクライナ軍はできるだけ多くの領土を奪還し、できるだけ国境の近くへとロシア軍守備隊を押し戻そうとするだろう。

二つ目。今回の動員はロシアのより広範な戦略の一環であって、
西側政府がウクライナ支援に倦むことを願って、戦争を引き延ばすことを目的としている。
資源価格の高騰によって欧州の分裂と西側支援の終焉をもたらすことを目的として、
プーチンは資源の兵器化を活用しようと試みているが、現状、その試みは失敗している。
そのため、プーチンは戦争を引き延ばすために何十万もの自国の若者たちをウクライナに投げ込んで、
米国と西側の戦略的忍耐を試そうとする。

最後。この動員が本質的に混沌としているにも関わらず、大量のロシア新兵は今後、この戦争にインパクトを与える。
ただ、この新兵たちによって、攻勢作戦に適する能力を持った大規模で有力な部隊を編成することは、(今のところは)行わないだろう。
しかし、新兵によって、防衛拠点は今後、人員の充足がなされることとなり、
ウクライナ軍はそのような拠点を迂回するか潰すかする必要がある。

そのような理由で、この戦争は長期化していく。今後数カ月以内にウクライナへロシア兵が殺到することで、
ロシアの運命が決定的に変わるという結果にはならないだろう。
ロシア兵の投入が意味することは、ウクライナが勝利すると思われるこの戦争において、
その勝利に至るまでの犠牲がより大きくなっていくということだ。そして、その犠牲は両軍に降りかかる。
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