>>576
トラス首相の減税政策で市場に財政悪化懸念が広まって英国債と英ポンドが急落した。
その結果、英国民年金基金が保有している英国債の評価額も急速に減少し、英国債を担保に購入しているデリバティブ商品が担保割れを起こす事態になり、追加の保証金支払いが必要になった。
(マージンコール)
そのため年金基金側は損失覚悟で英国債を売却して保証金を確保することになり、ますます英国債の取引価格が下落した。

この一連の取引で発生した年金基金側の確定損失が約25兆円と言われている。

イギリスの年金資産の総額は正確にはわからんが、世界最大規模のGPIF(日本)の資産総額が約200兆円であることを考えたら、英年金基金の規模がその約半分であるとしても、その1/4が一瞬にして"溶けた"ことになる。
発展途上国ならともかく、G7の一つがこのような事態になるのは信じられないことだ。