>>906
>もともと数日間攻撃する作戦計画なのだから再攻撃が必要なのは折り込み済みだろう。
>再攻撃が必要なのは当たり前

その理屈だと、攻撃第一波の友永隊長は攻撃成果について「何ら無線報告をする必要無し」ということになりませんかね?
絶対に必要なのは『敵施設、防備貧弱につき再攻撃の必要無し』『敵戦闘機多数、我大損害を受く』くらいで。

セイロン作戦までの一次資料を見る限り、南雲機動部隊は各空母飛行隊の艦攻隊、艦爆隊単位で、
陸上攻撃目標の指定、優先順位が比較的細かく計画されています。
例、赤城艦攻隊(爆装):空母→戦艦→巡洋艦、有力艦船無き場合はA桟橋
こんな感じです。

特に重視しているのは、「飛行機格納庫に艦爆隊を充てる」ことです。
これは制空権確保を重視しているためかと推測します。
(例外はツリンコマリ空襲くらいですが、これは事前の大艇による隠密偵察報告が「ツリンコマリには海空の有力兵力無し」と、
コロンボ空襲の夕刻以降、セイロン近海に敵空母が存在すること確実と判断したことによる特殊事例と推察します。)

もし私が友永隊長の立場ならば、第一波攻撃隊の成果を可能な限り詳細に報告します。
(当時の航空無線電信では限界がありますが)
それによって艦隊司令部は、第二波攻撃隊の目標選定や各艦攻隊、艦爆隊の割当て計画が効率的になりますからね。
(これは基本的に第三波以降でも同様)

仮に攻撃第一波で飛行機格納庫の攻撃成果が思わしくないようなことがあれば、攻撃第二波で重点志向するためにも、帰投時の攻撃成果報告は重要と考えます。
よって>>901にて
>実際には友永隊長や同攻撃隊からの無線報告や交信は、他にも複数あるのかもしれません。
と推測した次第です。