ISW論評
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-november-16
ルハンスク州、ドネツク州におけるロシア軍の士気と心理状態は極めて低いとの報告が複数ある。
戦場での多大な損失、適切な訓練なしに前線に動員されたこと、物資の不足などから、
脱走するケースも出てきている。ロシアの独立系メディアであるASTRAは、ロシア当局がルハンスク州ザイツェヴェの地下室に、
前線に戻ることを拒否したロシア人動員兵約300名を拘束していると報告した。
ASTRAは、ルハンスク州とドネツク州で少なくとも7つのロシア人拘束場所が確認されたと報告している。
リペツク州知事のIgor Artamonovは、動員された人員の親族がルハンスク州のスヴァトベ付近の
劣悪な状況について彼に特に訴えたと報告した。
Artamonovは、動員人員は訓練や適切な装備なしに前線に到着し、厳しい損失を経験したと述べている。

ロシア占領当局は、ウクライナの一時的な占領地における動員活動を継続した。
ウクライナ・レジスタンス・センターは、ロシアがボランティアを見つけることができなかった後、
南部占領地におけるロシア人パスポート保持者の動員を準備していると報告し、
ロシア占領当局はドネツク州のマキエフカとドネツク市の共同労働者の70%を動員したと述べた。
ルハンスク州軍事管理局は、ロシア占領当局がカディエフカで戸別動員を行っており、
同時に動員を避けたいルハンスク住民からも強奪していると報告している。