【要点和訳】ISW ウクライナ戦況評価 1545 ET 26.11.2022
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・ウクライナにおける作戦行動の全般的な進捗ペースは、次の数週間、
上がっていく可能性が高い。それは戦域全体で地面が凍結するからである。
スヴァトヴェ~クレミンナ方面の気温は11月4日~12月4日には0℃以下になる
見込みであるため、次の週末以降、天候面での軍事行動阻害要素はなくなってくる。

・ロシア当局者は、ウクライナ人児童のロシアへの強制移送の企てを継続している。

・ロシア当局者は、ロシア正規軍組織と並行したワグネル以外の軍事組織の設立を促進することで、
影響力を増しつつあるワグネル資金提供者エフゲニー・プリゴジンの力を弱めようと試みている可能性がある。
26日のウクライナ国防省情報総局の報告によると、ロシア当局は政府に忠実な
企業家アルメン・サルキシャン(Armen Sarkisyan)を、ロシア占領下ウクライナ領内にある
刑務所を担当する行政官に任命した。
また、サルキシャンは新たな民間軍事会社を設立する役割を行使する意図があるとも伝えた。

さらにチェチェン首長ラムザン・カディロフは、25日にプーチン大統領と面会し、
新たなチェチェン部隊の創設に関して議論したと主張した。

・ウクライナのインフラ攻撃作戦において、ロシア軍は核弾頭搭載専用に設計された
Kh-55ミサイルの弾頭を非爆発性の物質に置き換えて用いている可能性が高い。
これはロシア軍の精密誘導兵器の減少状況を浮き彫りにしている。

・ロシア軍は、スヴァトヴェ~クレミンナ線沿いで継続している
ウクライナ軍反攻作戦に対する防衛戦を続けた。

・バフムート方面及びアウジーウカ方面において、ロシア軍は攻勢作戦を継続した。

・ロシア軍はヘルソン州東部において強化防御陣地の構築を続けた。

・ロシア軍の戦術・兵站・装備といった面での失敗は、ロシア軍将兵の士気を引き続き低下させており、
また、スケープゴート探しを促進させ続けている。
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