ロシア軍に「勝ち目はない」 東部戦線「バフムートの戦い」
12/8(木) 11:44配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/e99290a6b9f4a05bd69457dcce74995627084acd

バフムート、ウクライナ、12月7日 (AP) ― ウクライナ東部でドンバス地域を構成するドネツク州バフムート近郊に前線を構えるウクライナ軍にとって、冬の到来とともに、砲爆撃を継続するロシア軍だけではなく、厳しい寒さも手ごわい相手だ。
 砲弾が頭上を飛び交う中で一服するにも、凍ったペットボトルを割って、中の氷を火に掛けた鍋に入れて溶かさなければ、お茶も飲めない。
 1月から2月に掛けて、外気が氷点下に下がっても、ウクライナ軍兵士は戦い続ける決意だという。
 11月、ウクライナ軍がロシア占領下の南部ヘルソンを制圧して以降、両軍とも大きな前進はなかった。しかし、厳冬期の凍結した道路を戦車などが動けるようになれば、ウクライナ軍が再び攻勢に転じる公算は高い。
 最近になって、ロシア軍が攻勢に出ている地域に、ドネツク州のバフムートがあるが、同地に展開するウクライナ軍は、塹壕を構築してロシア軍の侵攻に備えている。
 「(ロシア軍が)兵力を投入しても、撃退する」というウクライナ軍旅団長は、ロシア軍に「勝ち目はない」と強調する。