機体設計とエンジンを抑えてしまえば、他の分野でワークシェアを大幅に取るのは無理
他の装備品は運用期間中に何度もアップデートされるので、スタート時点でのワークシェアはさほ意味がない
日本の次期戦闘機が現方針で開発続行だと、イギリスやイタリアは単に日本が設計した機体やエンジンを生産するだけになる

仏独西のFCASでもめてる争点もそこ
機体とエンジンの設計を、フランスが大部分やってしまうと、ドイツとスペインは単にフランス設計の機体の一部を生産するだけになる
ドイツの交渉姿勢は問題があるのは確かだが、独西がフランス機体のライセンス生産と大して変わらなくなる可能性があるからゴネる

GACPの注目すべきところは、日本が現行次期戦闘機開発を中止せずに開発続行してること
そして、現時点でイギリスやイタリアは機体とエンジン設計に参加してない
イギリスとイタリアが大きなワークシェアを取るには、別の機体とエンジンを英伊のみの開発費負担で開発する必要があること

そしてイタリアはテンペスト傘下という立場からGACP参加国になったので
必ずしもイギリスの意向に従う必要がない立場を取ったことになる
イタリアは日本のF-3採用して、自国仕様への改修・生産や輸出を選択できることになった
イギリスが大きなワークシェアを取るには、テンペスト構想が開発費負担以上の利益が出ることをイタリアに示さないと協力してもらえない