? 基幹部隊の見直し等
ア 我が国の航空戦力の質・量を更に洗練・強化するため、近代化改修
に適さない戦闘機(F-15)について、戦闘機(F-35A及びF-35
B)への代替ペースを加速させる。また、近代化改修を行った戦闘機
(F-15)について、電子戦能力の向上、スタンド・オフ・ミサイル
の搭載、搭載ミサイル数の増加等の能力向上を引き続き行う。さらに、
戦闘機(F-2)については、スタンド・オフ防衛能力の強化の観点
から、12 式地対艦誘導弾能力向上型の搭載能力等を付与するため、計
2個飛行隊分の能力向上事業を推進する。加えて、航空戦力の量的強
化を更に進めるため、2027 年度までに必要な検討を実施し、必要な措
置を講じる。この際、無人機(UAV)の活用可能性について調査を
行う。
イ 次期戦闘機について、戦闘機(F-2)の退役が見込まれる 2035 年
度までに、将来にわたって航空優勢を確保・維持することが可能な戦
闘機を配備できるよう、改修の自由や同盟国との相互運用性を確保し
つつ、英国及びイタリアと次期戦闘機の共同開発を推進する。この際、
戦闘機そのものに加え、無人機(UAV)等を含むシステムについて
も、国際協力を視野に開発に取り組む。