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北海道・釧路地方の精神科「異常事態」 新患外来は最大半年待ち 閉院や縮小相次ぎ

1/1(日) 13:41配信北海道新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/c16da5f96fa8e71cb40c95e22db40ce174d260e4

■閉院で患者800人を振り分け
釧路管内で精神科の閉院や縮小が相次ぎ、外来の新規患者の診療が3カ月〜半年、予約待ちの状態が続いている。
新患を受け入れていた9医療機関のうち今年、1病院が外来を縮小、1医院が閉院。
医師不足のため、根室管内でも町立中標津病院精神科が来年1月から新患受け付けを取りやめるなど、影響が広がっている。

釧路管内では5病院、4医院が精神科の新患を受け入れていたが、今年4月、釧路赤十字病院精神科が、医師の派遣元の札医大が医師不足のため常勤医3人を引き上げたため、外来を縮小。
同病院では現在、出張医が再診のみ対応し、新患は月に1度の「もの忘れ外来」で認知症患者のみ受け付けている。
7月にはくしろメンタルクリニック(釧路市)の院長が亡くなり、閉院。
同医院には患者約800人が通っており、釧路市医師会や保健所が患者の振り分けに奔走した。

根室管内では、町立中標津病院が常勤医の退職で1月以降、精神科の新患の受け付けを休止する。近くでは町立別海病院に精神科があるが、同病院は「非常勤による週3回の診療体制で、余裕はない」と患者増を懸念する。